廃水の色を取りたい
色度を落とす方法

「排水基準はクリアしているけど、色がね・・・」
そういう話をユーザー様からよく聞きます。
そんな時しどろもどろになりながら
「アマゾンの水も茶色ですしね」
とかわけのわからない言い訳をしている廃水処理マニアです。
ってことで今日は廃水中の色の落とし方について考えてみました。
ってことでまずは色の原因はなに?
・SS
水中に浮遊する粒子径2 mm以下の不溶解性物質
・フミン酸
植物などが微生物による分解を経て形成された最終生成物であるフミン質(腐植物質)のうち、酸性の無定形高分子有機物
・フルボ酸
植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸
ってことでこれらを低減する方法って?

人工湿地で色は取れるの?
人工湿地は生物分解、ろ過、吸着の要素を持った処理方法で、SSの低減には有効と考えます。
ただフミン酸、フルボ酸の吸着に関しては、砂利などの通常のろ材では大きな期待はできません。
人工湿地のろ材に活性炭などを吸着材として入れるなどの工夫は可能ですが、その場合はのろ材の交換が必要となります。
そうか・・・
地球のためになるのかしら?
廃水から色を取ることって・・・
フミン酸、フルボ酸を取るのに使う活性炭を作るためとか現場まで運んでくるために使うエネルギーってどれくらいだろうか?
廃水中の色を取ることって、そのエネルギー以上に地球にとって良いことになってるんだろうか?
って言われてもってのが、現場でお困りのユーザー様たち
とりあえずまずはこれでどうでしょう。。。
もちろんSSしか取れませんが、SSなら完璧に取りまくりますよ
ってことで「色度を取る」はこれからも情報をアップデートしていきます!