窒素が余ってしまう 4/7
人工湿地でバイオガス発酵消化液を処理するには
日本大学工学部の中野和典教授の論文「重層型人工湿地の導入による既存汚水処理施設のグリーンインフラ化 」によると
バイオガス発酵消化液1㎥/日に対し人工湿地は100㎡必要
重層型人工湿地は4層構造の人工湿地のため
通常の人工湿地では400㎡必要
しかもその面積でも全窒素は600mg/L程度しか下がらないため
さら脱窒用の人工湿地が必要!
その脱窒用人工湿地はどれくらい必要になるかというと・・・

この論文から
全窒素(TN)600mg/Lを60mg/Lにする場合
廃水1㎥に対し通常の人工湿地で
185㎡が必要と推察
ってことで
400㎡+185㎡
で、1㎥のバイオガス発酵消化液を
環境省一律排水基準に合わせて処理するために必要な人工湿地の面積は
585㎡
例えば50㎥のバイオガス発酵消化液を人工湿地で処理するためには
ろ床面積だけで約3ヘクタール?

つづく