人工湿地のメカニズム 6/6

リードネットの浄化湿地システムのFAQ

設置面積が大き過ぎて導入しづらい

リードネットの浄化湿地システムは、廃水の濃度や量に応じてのオーダーメイド。
これまでの施工実績には湿地面積で143㎡、全体の設置面積で280㎡(20m×14m)のシステムもあり、設置面積が大き過ぎて導入できないケースは少なくなってきました。
また活性汚泥技術等の前処理との組み合わせにより、さらなるコンパクト化が図られ、これまでは人工湿地のみの処理で、全体で約500㎡が必要だと考えられてきた廃水に対し、活性汚泥+浄化湿地のシステムで約200㎡での処理が可能となりました。

ばっ気槽&人工湿地(ろ床70㎡)
目詰まりしたら使えなくなるのでは?

人工湿地はろ材によるろ過の物理処理を活用するので、ろ床の目詰まりは大敵です。
リードネットでは基本的には目詰まりしないように、廃水に応じたろ床の面積でシステムを設計し提案しています。
さらにスクリュープレスや活性汚泥槽等の前処理を併用すれば、目詰まりのリスクの回避が可能になりました。
リードネットでは保守管理の中で定期的にろ床の目詰まりのチェックを行っています。
目詰まりによりろ過しなくなったろ床に関しては、汚泥のかき取りを行うことでろ過機能を回復させる方法を検証中です。
そして今新たなろ床を開発し、弊社独自の目詰まりしにくいろ床の構造を検証しています。

目詰まりしてしまったろ床の改修
寒冷地の冬でもちゃんと稼働するのか?

北海道で育まれた技術なので配管等の施工に関わる凍結の問題にはきちんと対応できています。
ただ人工湿地は微生物による生物処理とろ過による物理処理の機能を組み合わせた処理技術です。
気温が低い環境の中では当然のことながら微生物の働きはほとんど期待できません。
しかし冬もろ過により廃水から汚泥を分離できるので、一年を通して安定した処理が可能です。
問題はろ過により分離した汚泥がろ床の上にたまり目詰まりの原因となることですが、気温の高い時期に冬にため込んだ汚泥も含め生物処理されるよう、ろ床の大きさを設計して廃水処理を提案しています。

真冬でも大活躍の人工湿地
ろ床に植える植物の作用

植物が浄化をしているのかと聞かれることが多いのですが、ろ床に植えた植物にはその根の発達によりろ床の浸透性を高めてくれることを期待しています。
またろ床内の植物を刈り取る必要があるかに関しては、リードネットでは基本的にはお客様の省力性を鑑み、刈り取りなどの手間が要らない前提で設計をしています。
ワイルドライスを植える等、お客様にとって刈り取ることにメリットがあれば、もちろん刈り取りも可能です。

人工湿地に咲いたミソハギ(湿生植物)
大雨の時にあふれてしまうのでは?

ろ床を囲む土手の高さは十分に取っていますが、ろ床の浸透速度を超える大量の降水が長時間続いた場合、雨水と一緒にろ床内の廃水が土手を越えて外に出てしまう可能性があります。
そのような事態を回避するためリードネットではろ床内の水かさがある一定以上になった場合、強制的に排水する独自のバイパスを2019年に開発。
このバイパスにより大雨によるリスクは大幅に低減されました。

雪解け時期の融雪水にも対応
処理水を下水道や1級河川に流したい

リードネットではこれまでの実績から処理目標に応じた設計が可能です。
下水道に排水する処理、1級河川に排水する処理、または洗浄用等で再利用するための処理等、お客様の目的及び用途に合わせた廃水処理システムを提案します。
また2019年から株式会社ノーユー社との共同実験を開始。廃水の色を取りたい等の様々なニーズに対応できる仕組みへと進化を続けています。

どんな排水を処理できるのか?

基本的には有機性廃水であれば人工湿地での処理が可能です。
砂等の無機物が大量に交る場合には、沈殿等で無機物を処理してから人工湿地に投入すれば問題ありません。
これまでのリードネットの設計・施工及び保守管理の実績は酪農搾乳パーラー洗浄水、食品工場洗浄水、ペットボトルリサイクル工場洗浄水、酪農ふん尿、トイレし尿(カンボジア)です。
リードネットに実績のない廃水の処理に関しては、その性状を調査した上で検討させていただきます。

チーズ工房洗浄水用人工湿地(ろ床108㎡)
処理水の再利用

処理水の再利用の提案は可能ですが、残念ながらこれまでに実績がありません。
もちろん現段階でも処理目標に応じた設計が可能なので、再利用のご要望があれば提案させていただきます。

チーズ工房洗浄水処理用人工湿地(ろ床108㎡) 処理前→処理後
ユーザーにお願いしている管理について

ユーザーに管理していただくことは、システムによって違いますが、基本的にはほとんどないといってもよいでしょう。
人工湿地はユーザーの管理が平易なことも長所のひとつです。
沈殿槽が設置されている場合は、定期的に引き抜きをお願いしています。
ろ床を乾かす切替が設置されている場合は、定期的な切替(コックを開閉する等の単純作業)をお願いしています。
またお客様自身でお気づきになった点があれば、リードネットにご報告いただき、保守管理の記録としています。

ばっ気槽&人工湿地(ろ床70㎡)
人工湿地に花や果樹を植えたい

ろ床内に花や果樹などを植えて楽しむことができます。
これまでの実績としてはブルーベリー、ハスカップ、湿地性植物のミソハギをろ床内に植え、お客様にご好評をいただいております。
庭園のような廃水処理。
リードネットはこれからも魅せる廃水処理を積極的に取り組んでいきます。

とりあえず了

新年からはバイオガス発酵消化液処理の課題について検証します。
お楽しみに!

シェアしていただけたら飛び跳ねて喜びます笑

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